アップルは、macOS 15.6をリリースした数日後に、macOS 15.7およびmacOS 14.8のリリース候補版を開発者向けに公開したと発表しました。これにより、公式アップデートが予想より早く提供される可能性があるということです。
通常、アップルはリリース候補版に移行する前にいくつかの開発者向けベータ版をリリースする傾向にありますが、今回のように直接RC版に移行するのは珍しいということです。
テスト期間が通常より短く、またmacOS Sonomaが5月の14.7.6以来初のアップデートを受けることから、今回のアップデートはセキュリティ関連である可能性が高いとしています。ただし、緊急性が高くないため、迅速なセキュリティ応答パッチを必要としないという方針です。
アップルのリリースノートによれば、両バージョンのアップデートは「重要なセキュリティ修正を提供し、すべてのユーザーに推奨される」としています。
macOS Sequoia 15.7 RCはビルド番号24G207、macOS Sonoma 14.8 RCはビルド23J8で、いずれも開発者向けに現在利用可能です。
また、アップルは本日、iOS 26、macOS Tahoe 26、watchOS 26、iPadOS 26、visionOS 26、tvOS 26の新しいベータ版もリリースしました。Xcode 26も新しいベータ版が公開され、Appleシリコン専用のダウンロードオプションが追加されています。
さらに、macOS 14.8と15.7のリリース候補版の内部ソフトウェア識別子は、macOS 26の開発サイクルからセキュリティ修正を取り込んでいることを示しています。これにより、macOS 14および15のユーザーが、今後のリリースで対処される脆弱性にさらされないようにするということです。