アップルは、Windows版iCloudアプリの最新のアップデートにおいて、Firefoxへの公式対応を追加したと発表しました。これにより、ユーザーは初めてMozillaのブラウザでiCloudパスワードを自動入力し、アクセスできるようになりました。
以前からMozillaのアドオンストアにはiCloudパスワード用のFirefox拡張機能が掲載されていましたが、Windowsでは機能していませんでした。これまでは、Reddit上の報告によれば、ChromeとMicrosoft EdgeのみがWindows版iCloudアプリで完全にサポートされていました。
最新のアップデートで、Firefoxでも他のサポートされているブラウザと同様に、自動入力が可能になりました。この機能は、拡張機能を利用してiCloudアカウントから認証情報を取得する仕組みです。
なお、この機能を有効にするにはMicrosoft StoreからiCloud for Windowsアプリを入手する必要があり、ウェブベースのパスワードマネージャーはまだ提供されていないということです。
また、アップルは公式にこのアップデートを発表していませんが、Redditユーザーの報告によれば、Windows 11でFirefoxとiCloudパスワードを使用することができたとされています。一方で、Windows 10ではこのオプションが利用できないという声もあります。
このことから、現時点ではWindows 11限定の機能である可能性があるとされていますが、アップルからの正式な説明はありません。
いずれにせよ、FirefoxユーザーでiCloudパスワードを利用するためにEdgeやChromeを使用していた方にとって、Windows 11を利用している場合には利便性が向上することになります。
