アメリカのIT大手アップルは、最新のスマートフォン向けオペレーティングシステム「iOS 27」において、日常的に利用されるアプリやサービスを対象とした多数の新機能を追加したと発表しました。今月行われた開発者会議では、新たなAI機能「Apple Intelligence」が注目を集めましたが、既存のサービスにおいても大幅な改良が加えられています。
地図アプリ「Apple Maps」では、都市や名所を3Dで立体的に表示する機能が改良され、より詳細で滑らかな操作が可能になったとしています。また、現在人気のある飲食店や観光スポットを検索し、保存できる新たな機能も追加されました。これは、他社の地図アプリやSNSを利用しているユーザーを、自社のサービスに引きつける狙いがあるものとみられます。
「探す(Find My)」アプリでは、位置情報を共有する期間を数分から数日、あるいは特定の日時まで自由に設定できるようになります。また、特定の相手との位置情報の共有をその日の終わりまで一時的に停止する機能も追加され、利用者のプライバシーや状況に応じた柔軟な対応が可能になるということです。
「Apple Wallet」では、スマートフォンのカメラでレシートを読み取り、友人との割り勘を自動で計算する機能が追加されます。この機能はAIを活用しており、個別の購入品や税金、チップを計算し、メッセージアプリなどを通じて直接送金の手続きができるとしています。
さらに、紙の会員証やポイントカードをカメラで読み取ってデジタル化する機能や、提携するホテルでの宿泊情報やサービス内容をアプリ内で確認できる機能も導入されます。決済サービスの「Apple Pay」では、支払い画面が刷新され、ポイントの残高や後払いオプションの確認が容易になる方針です。
定額制音楽配信サービス「Apple Music」では、歌詞の翻訳機能が日本語を含む7つの言語の組み合わせに拡大されます。また、外国語の曲を歌いやすくするため、発音を表記する機能も追加されるということです。
ポッドキャストでは、特定の番組内でエピソードを検索できる機能が追加されるほか、動画形式のポッドキャストがパソコンやテレビ向けの端末でも視聴可能になります。これは、動画を中心としたポッドキャストの人気の高まりを反映したものとみられます。
写真の共有機能では、高解像度の画像共有や一時的なアルバムの作成が可能になります。アップルの端末を持っていない人でも、ウェブブラウザを通じて写真を追加できるようになるということです。また、フィットネスサービスでは、更年期の健康管理を支援する新たな運動プログラムの提供が始まります。
これらの新機能は現在、開発者向けに試験的に提供されており、来月には一般向けの試験版が公開される予定だということです。
