アメリカのIT大手アップルは、ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro 3」について、紛失を防ぐための位置特定機能を大幅に強化したと発表しました。充電ケースに最新の通信チップを搭載し、従来よりも離れた場所からでも正確な位置を把握できるということです。
現在、期間限定の199ドル(およそ3万1000円)で販売されている「AirPods Pro 3」は、前モデルから多くの改良が加えられています。中でも、小型で持ち運びやすい反面、紛失しやすいという課題に対応するため、位置特定機能の向上が図られています。
充電ケースには、アップルの第2世代となる「超広帯域無線(UWB)」チップが搭載されています。これにより、「探す」アプリを使用した際の「正確な場所を見つける」機能が、従来モデルの1.5倍の距離から利用可能になったとしています。
従来のチップでは、およそ10メートルから15メートルの距離で機能していましたが、新たなチップでは実環境において、およそ45メートルから60メートル離れた場所からでも位置を特定できるケースが確認されているということです。これにより、利用者をイヤホンの場所まで段階的に案内する機能が、より広範囲で活用できるようになります。
ただし、この向上した位置特定機能を利用するには、同じく最新のUWBチップを搭載した「iPhone 15」以降のスマートフォンが必要となります。
アップルは、携帯性に優れた小型デバイスにおける紛失リスクの軽減に向け、自社製品間の連携技術をさらに強化していく方針です。
