アメリカのIT大手アップルが、カメラを搭載したワイヤレスイヤホン「AirPods」の発表に向けて準備を進めていることが明らかになったと、アメリカのIT専門メディアが報じました。最新の「macOS」のアップデートの中に、関連する映像が含まれていたということです。
発見された映像では、男性が本を手に持ち、視覚情報を使ってAIアシスタントの「Siri」と会話する様子が確認されています。映像の音声では、「視覚的知能(ビジュアル・インテリジェンス)により、あなたの見ている世界が保存可能になります。気に入ったものがあれば、後で保存するように私に頼むだけです」と説明しているということです。
専門メディアの報道によりますと、この新しいAirPodsにはカメラが搭載されており、ユーザーの目の前にある物体を認識して質問に答える機能があるとしています。また、ソフトウェアのコードからは、髪の毛などがカメラを覆っている場合にユーザーに通知する機能も示唆されているということです。
アメリカの経済メディア、ブルームバーグは今年5月、アップルがこうした端末の最終テスト段階にあると報じていました。報道によりますと、カメラ搭載のAirPodsは「AirPods Pro 3」に似たデザインになるものの、軸の部分がより長く、データがクラウドに送信されていることを示すLEDライトが備えられるとしています。
現在、メタ社のスマートグラスなど、他社からも同様の機能を持つ端末がすでに販売されています。アップルとしては、自社でスマートグラスを発売する前に、現実世界の情報をAIで処理する技術を既存の端末に組み込む戦略をとっているとみられます。
ブルームバーグは当初、アップルが2026年の前半に新しいAirPodsを発売する方針だと伝えていました。しかし、新しい「Siri」が9月に提供される見通しとなったことから、OSのアップデートに合わせて発売を前倒しする可能性があるということです。
