アメリカのIT大手アップルは、今年6月に開発者向け会議「WWDC26」を開催すると発表しました。これに関連して、アメリカの経済メディアは、次期基本ソフト「iOS 27」において、音声アシスタント「Siri」のデザインや機能が大幅に刷新される見通しだと報じています。
ブルームバーグの報道によりますと、新しいSiriは、スマートフォンの画面上部にある「ダイナミックアイランド」と呼ばれる表示領域から展開するデザインになるということです。起動すると「検索または質問」という文字とともに、アップルが発表したWWDC26の告知画像に見られるような、光るエフェクトが表示されるとしています。このエフェクトは、画面全体を暗くする「ダークモード」で使用した際に最も際立つということです。
アップルは、生成AIの普及に合わせてSiriの再設計を進めています。最初の取り組みとして「iOS 18」で画面の縁が光るデザインなどを導入しましたが、一部の機能の提供が遅れたため、今回改めて設計を見直したとみられています。
「iOS 27」に搭載される新しいSiriは、グーグルのAI技術「Gemini」を活用した新たな基盤モデルを採用する方針です。これにより、他の最新のAIチャットボットと同様に、連続した対話や一度に複数の指示を処理することが可能になるとしています。さらに、利用者の状況や画面上の情報を認識する機能も統合される見込みです。
また、過去の会話履歴を確認できる独立したSiriのアプリが追加されるほか、端末内の検索機能とのインターフェースの統合も予定されているということです。
アップルは、今年6月8日から開催される「WWDC26」で、この新しいSiriを含む「iOS 27」の主要な機能を発表する方針です。他社の優れたAI技術も取り入れながら、自社の端末におけるAI体験の向上と機能の拡充を図るねらいがあるとみられます。
