アメリカのIT大手アップル(Apple)は、最新の基本ソフト「macOS 26 Tahoe」などで、これまでスマートフォン専用だった日記アプリ「ジャーナル(Journal)」をパソコンやタブレット端末にも提供を開始したと発表しました。利用者の間では、パソコンでの作業中に手軽に記録ができるとして、思考の整理に役立つと評価する声が上がっているということです。
アップルは2023年12月に配信した「iOS 17.2」で、初めて「ジャーナル」アプリを導入しました。当初はiPhone専用で機能も限定的だったため、利用者からは改善を求める声が上がっていました。その後、同社は機能の拡充を進め、最新の「iPadOS 26」および「macOS 26 Tahoe」において、ついにiPadやMac向けにも同アプリの提供を開始したとしています。これにより、複数の端末をシームレスに連携させる同社のエコシステム強化の狙いがあるということです。
IT専門家や利用者の間では、Mac版の導入がアプリの利用習慣に大きな変化をもたらしているということです。ある利用者は、2025年7月からMac版を利用し始め、166日間で8万6000語以上を記録したとしています。日常的にパソコンで作業を行う利用者にとって、思考を即座に記録できる安全な環境が整ったことが、利用増加の背景にあるとみられています。
一方で、端末間で利用できる機能には依然として差があるということです。iPhone版では、写真の提案や運動データの自動連携など豊富な機能が備わっていますが、Mac版では一部の機能が制限されています。また、端末間のデータ同期に遅れが生じるケースも報告されており、今後のアップデートでの改善が課題となっています。
同アプリに記録されたデータは、指紋認証(Touch ID)や顔認証(Face ID)によって保護され、高い安全性が確保されているとしています。アップルは今後も、次期基本ソフト「macOS 27」に向けて、利用者の利便性向上や機能の拡充を図る方針です。
