アメリカのIT大手アップルは、最新のスマートウォッチ「Apple Watch Series 12」および「Apple Watch Ultra 4」に搭載された新しい健康管理システムについて、ウェアラブル端末の中で最も正確な心拍数測定が可能であることを実証する研究結果を公開したと発表しました。
アップルによりますと、両モデルに搭載された「ヘルスセンシングシステム」は、健康およびフィットネス機能の中核を担う大幅な改良が施されています。このシステムには、最新の電気的および光学的(PPG)心拍センサーや信号処理アルゴリズムが含まれており、「リカバリーHRV(心拍変動)」や「レディネスアプリ」などの新たな機能を実現しているということです。
アップルが公開した研究報告によりますと、テストは2026年7月から8月にかけて、アメリカとマレーシアの5か所で実施されました。1,460人の成人が参加し、そのうち1,254人のデータが最終的な分析に用いられました。
参加者は片方の手首に「Apple Watch Series 12」を、もう片方に他社のウェアラブル端末を装着し、基準となる心拍計として胸部ストラップ型の機器を使用しました。比較対象には、ガーミンやグーグル、ファーウェイ、サムスンなどの主要なスマートウォッチのほか、指輪型の端末も含まれました。
テストは、屋外でのランニングやサイクリング、高強度インターバルトレーニング、筋力トレーニングなどの運動のほか、休息やデスクワーク、食事の準備といった日常生活の動作を対象に行われました。手首の激しい動きや心拍数の急激な変化など、センサーが誤作動を起こしやすい状況も検証されたとしています。
その結果、アップルは「Apple Watch Series 12」が、運動中および日常生活のいずれにおいても、比較したすべての端末を上回る精度を示したとしています。全159項目の比較のうち、139項目で統計的に有意な精度の高さが確認されたということです。アップルは、自社製品の健康管理分野における技術的な優位性をさらに強化していく方針です。
「Apple Watch Series 12」の価格は399ドル(約6万1800円)から、「Apple Watch Ultra 4」は799ドル(約12万3800円)からとなっており、現在予約を受け付けています。両モデルは9月18日に発売される予定です。
