アメリカのIT大手アップルは、独自の人工知能を組み込んだ新しい「ヘルスケア」アプリのテスト版を、開発者向けに公開したと発表しました。
アップルは、スマートフォン向けの最新の基本ソフトのテスト版となる「iOS 27.2 ベータ1」の配信を開始しました。この中には、先日の発表会で明らかにされた、大幅に刷新された「ヘルスケア」アプリが含まれているということです。
新しいアプリは、同社の人工知能「Apple Intelligence(アップル・インテリジェンス)」を活用し、利用者が自身の健康状態をより深く理解できるよう設計されています。
新たに追加された「インサイト」タブでは、利用者のデータに応じて適切な健康情報がタイムリーに提示されます。また、「ロンジェビティ(健康寿命)」タブでは、長期的な健康データを分析し、より詳細な傾向を把握できるとしています。
このタブには、実際の年齢と比較した健康状態の指標を示す「健康年齢」機能が含まれており、腕時計型端末の「Apple Watch」と連携して機能します。さらに、iPhoneのカメラを用いたAIによる画像認識とApple Watchの心拍数データを組み合わせることで、柔軟性や筋力、バランスなどの運動評価も可能になるということです。
これらの新機能を利用するには、「iPhone 15 Pro」以降のAI対応機種と、対応するApple Watchが必要となります。また、現時点では端末の言語設定をアメリカ英語にする必要があります。
アップルは、今後のテスト版で医療機関への検査依頼や、個人に合わせた推奨事項の提示などの機能を追加する方針です。なお、新しい「ヘルスケア」アプリは「iOS 27.2」の正式版には直ちに搭載されず、今年後半に一般向けに提供される予定だとしています。
