アップルが開発を進めている新しいスマートホーム製品「ホームパッド」の発売時期が2026年春に延期されると発表しました。これは、Siriの新しいAI機能の遅延が原因であるということです。
ブルームバーグのマーク・ガーマン氏によると、アップルは「J490」というコードネームでスマートホームハブを開発中です。この製品は当初、今年3月に発売される予定でしたが、Siriの音声アシスタントの新機能に依存しているため、無期限に延期されていました。ガーマン氏は、製品が来年の前半に発売される可能性があるとしています。
「ホームパッド」の開発はこれまでにも予期せぬ遅延が続いており、噂やリーク情報がそうした状況を示しています。昨年11月、ガーマン氏は新製品に関する詳細なレポートを発表し、その時点では2025年3月の発売を目指していると述べていました。しかし、SiriのAIアップグレードが遅れたため、「ホームパッド」も影響を受けることになりました。
ガーマン氏によれば、Siriの新機能は新しいホーム製品の中核的な特徴であるとしています。そのため、アップルが「ホームパッド」を先に発売し、後からソフトウェアアップデートで機能を追加するという選択肢もありましたが、ガーマン氏はその可能性を疑問視していました。
現在、アップルはSiriのAIアップグレードが2026年までに完了しないことを確認しており、ガーマン氏は「ホームパッド」が2026年の前半に登場すると考えています。以前は2025年末までに発売されると予想されていました。
また、ガーマン氏はiOS 26.4が春にSiriの遅れた改善を目指していると述べています。それに伴い、「ホームパッド」も2026年春まで待たなければならないようです。