アメリカのIT大手アップルは、最新のパソコン向け基本ソフト(OS)である「macOS 27 Golden Gate」や旧バージョンの更新版において、合わせて200件以上のセキュリティー上の脆弱(ぜいじゃく)性を修正したと発表しました。
アップルは、「macOS 27 Golden Gate」、「macOS Tahoe 26.7」、および「macOS Sequoia 15.8」に関するセキュリティー更新の詳細を公開しました。今回のアップデートでは、200件を超える脆弱性が対処されたということです。
最近のアップデートと同様に、今回の修正にはAI(人工知能)に特化したセキュリティーチームや研究者が貢献しています。アップルは、「OpenAI」や「NVIDIA」、「Anthropic」などの研究機関の協力を受けたとしています。
「macOS 27」に含まれる修正プログラムは、悪意のあるアプリや攻撃者がシステムの中心部であるカーネルや管理者権限で不正なプログラムを実行するのを防ぐためのものです。また、システムを保護する機能が回避されたり、保護されたシステムファイルが改ざんされたりする問題なども解決されたということです。
具体的には、特定のファイルシステムの欠陥により、制限された環境下のアプリからカーネル権限で不正なコードが実行されるおそれがありました。さらに、Bluetoothやネットワーク通信を通じて、遠隔からプログラムを実行される脆弱性も修正したとしています。
旧バージョン向けの「macOS Tahoe 26.7」および「macOS Sequoia 15.8」のアップデートでも、最新版と同様の多くの脆弱性が修正されています。
また、「macOS Sequoia 15.8」では、悪意を持って作成された画像を処理する際に不正なプログラムが実行されるおそれがある脆弱性など、旧バージョン独自の修正も含まれているということです。
アップルは製品のセキュリティー強化を基本方針として掲げており、利用者の安全を確保するため、速やかに最新のアップデートを適用するよう呼びかけています。
