アメリカのIT大手アップルが展開するノートパソコン「MacBook Pro」について、今後大幅なデザイン刷新が予定されているものの、標準モデルの購入を検討している消費者にとっては、現行の「M5」搭載モデルが引き続き有力な選択肢になるという見通しが明らかになりました。
現在の14インチ型「MacBook Pro」のデザインは、導入から間もなく5年を迎えます。アップルは現在、同シリーズのデザイン刷新に向けて開発を進めているとみられています。しかし、標準チップである「M5」を搭載した14インチのベースモデルについては、次期デザインを待たずに購入を検討する合理的な理由があるということです。
専門家の分析によりますと、アップルは次世代チップ「M6 Pro」および「M6 Max」を搭載する上位モデルに限定して、新しいデザインを導入する方針です。現在のところ、標準チップの「M6」を搭載したベースモデルでデザインを刷新する計画はないとされています。
この製品戦略は、過去の事例からも裏付けられています。現行のデザインが2021年に発表された際も、「M1 Pro」および「M1 Max」を搭載した上位モデルのみに採用され、販売価格は1999ドル(約31万円)から設定されていました。一方、1599ドル(約25万円)から購入できる標準チップ搭載のベースモデルが追加されたのは、2年後の2023年になってからでした。
このため、予算が2000ドル(約31万円)を下回る消費者にとっては、新デザインの導入を待つ利点は少ないとみられています。近年のサプライチェーンの制約を考慮すると、新モデルの価格はさらに上昇する可能性もあるということです。過去の傾向を踏まえると、新デザインを採用したベースモデルが登場するのは、2028年頃になる可能性があると予測されています。
新たに導入されるデザインには、OLED(有機EL)ディスプレイの採用や本体の薄型化、タッチスクリーン機能、さらには5G通信への対応などが含まれる見通しです。メモリや半導体製造に関する供給制約が続く中、これらの最新技術が低価格帯のモデルに普及するまでには時間がかかるということです。
現在、M5搭載の「MacBook Pro」は、一部の小売店において150ドルから200ドル(約2万3000円から3万1000円)の割引価格で販売されています。また、アップルは最近、ベースモデルの基本ストレージ容量を1TBに引き上げており、費用対効果がさらに向上しているということです。「MacBook Air」よりも高い性能と高品質な画面を求めつつ、上位モデルほどの予算をかけない消費者にとって、現行のM5モデルは今後数年間にわたり最適な選択肢になるとしています。
