アメリカのIT大手アップル(Apple)は、AI(人工知能)を活用した健康管理機能を搭載する新しい「ヘルスケア」アプリを、来月にも発表する可能性があるということです。来月予定されている新型スマートウォッチ「Apple Watch Series 12」などの発表に合わせて公開される見通しです。
今年に入り、アップルが基本ソフト「iOS 26.4」や「iOS 27」に向けて、ヘルスケアアプリの大幅な刷新を計画しているという予測が広がっていました。しかし、これまでのところ新機能の導入は見送られています。
来月には、新型スマートウォッチである「Apple Watch Series 12」や「Apple Watch Ultra 4」の発表が控えています。これに伴い、ハードウェアの更新と同時に新しいソフトウェア機能が公開される可能性が高いとみられています。過去にも、ソフトウェアの発表イベントである6月の「WWDC」ではなく、9月に新機能が発表された前例があります。例えば、「watchOS 9」の低電力モードや、「watchOS 11」の睡眠時無呼吸症候群の検知機能、「watchOS 26」の高血圧通知機能などは、最新の端末を必要としない機能でありながら9月に発表されました。
アメリカのメディアは以前、社内で「プロジェクト・マルベリー(Project Mulberry)」と呼ばれるヘルスケアアプリのアップデートについて報じていました。この計画には、血糖値に関連する追跡機能の向上や、スマートフォンのカメラを使用して運動状況を監視する機能が含まれているということです。報道によりますと、これらの機能は「iOS 27」の初期リリースには含まれず、6月のイベント以降に発表されると予測されていました。
新しいヘルスケアアプリには、大きく分けて2つの機能が追加される方針です。1つ目は、アプリに蓄積されたデータに基づいて健康に関する助言を行う「AIヘルスコーチ」機能です。2つ目は、カメラを活用してリアルタイムで運動などのアドバイスを提供する機能です。また、膨大な健康データをより分かりやすく管理できるよう、アプリのデザイン自体も刷新されるとしています。
当初は医師の動画を配信する独立した有料サービスも検討されていましたが、この計画は縮小され、既存のアプリに機能を統合する方針に変更されたということです。アップルは、AI技術を健康管理分野に統合することで、ユーザーの利便性を高め、自社のデジタルヘルスケア事業をさらに強化する狙いがあるものとみられます。これらの新機能が、9月のイベントで発表されるのか、あるいは10月の「iOS 27.1」の公開まで持ち越されるのか、今後の動向が注目されています。
