アメリカのIT大手アップルは、新製品の発表イベントを開き、新たなAI(人工知能)を搭載した音声アシスタント「Siri AI」について、今月中に英語での提供を開始し、10月にはさらに5つの言語を追加すると発表しました。
アップルは今回開かれたイベントの中で、同社初となる折りたたみ式スマートフォン「iPhone Duo」のほか、「iPhone 18 Pro」や「iPhone 18 Pro Max」を発表しました。あわせて、腕時計型端末の「Apple Watch Series 12 Ultra 4」や、ノイズキャンセリング機能を搭載したワイヤレスイヤホン「AirPods 5」も披露しています。
これらの新しい端末は、新たな「Siri AI」の機能に対応しているのが特徴です。アップルはアメリカのIT大手グーグルと提携し、より高度な大規模言語モデルを基盤とする音声アシスタントを提供するとしています。
AIプロダクトマーケティング担当の副社長であるリリアン・リンコン氏によりますと、新たな「Siri AI」は、9月14日に予定されている最新の基本ソフト「iOS 27」の公開に合わせて、まず英語で提供が開始されるということです。その後、10月にはさらに5つの言語が追加される方針です。
また、一部の機能については、データ処理に高性能なサーバーを使用するため、利用に制限が設けられるということです。より多くの機能を利用するためには、有料のクラウドサービス「iCloud+」の大半のプランに加入することでアクセス枠を拡大できるとしています。
さらに、「Siri AI」を内包する包括的なAI機能「アップルインテリジェンス」については、今月の基本ソフトの更新に伴い、16の言語に対応するということです。
一方で、中国市場においては現在これらのAI機能を提供していません。アップルは水面下で中国での展開に向けた調整を進めているとみられています。また、EU(ヨーロッパ連合)においても、巨大IT企業を規制する「デジタル市場法」をめぐり規制当局との間で意見の対立が続いているため、当面は提供されないということです。
