アメリカのIT大手アップルは、来週配信するスマートフォン向けの最新の基本ソフト「iOS 27」において、人工知能を搭載した新たな音声アシスタント「Siri AI」の提供を開始すると発表しました。先行して機能を利用した専門家などからは、端末内の個人データを活用した高度な情報検索が可能になったとして、その利便性が高く評価されているということです。
新たな「Siri AI」では、利用者の指示に基づいて複雑な作業を自動で行う機能が大幅に強化されています。例えば、アメリカンフットボールのプロリーグ、NFLの特定のチームの試合日程をカレンダーに追加するよう指示すると、試合の日時だけでなく、複数の動画配信サービスの中からどこで中継されるかという詳細な情報まで自動的に登録されるということです。
また、端末内に保存された膨大なデータから、必要な情報を瞬時に探し出す機能も確認されています。利用者が自身の車のナンバープレートの番号を尋ねたケースでは、過去に受信した登録更新に関するメールをAIが自動で検索し、数秒で番号を提示したとしています。
さらに、スマートウォッチ「Apple Watch」の新しいモデルを購入する際にも、過去に作成したメモの中から利用者に適合するバンドのサイズを見つけ出すなど、利用者が忘れていた情報にもアクセスし、提示できるということです。
アップルは、利用者のプライバシーを厳格に保護しながら、個人データを安全に活用する方針を示しています。一般的な知識を回答するだけでなく、個人の生活に密着した情報を提供することで、他社の生成AIサービスとの差別化を図る狙いがあるものとみられます。
