アップルが新たな低価格マックブックを発表する可能性があると、アナリストのミンチー・クオ氏が報じました。新モデルはマックブックエアよりも低価格で、iPhone 16 ProやiPhone 16 Pro Maxに搭載されているA18 Proチップを搭載するということです。
この低価格マックブックは13インチディスプレイを使用し、ブルー、イエロー、ピンク、シルバーの4色展開が予定されています。量産は今年の第4四半期または2026年の第1四半期に開始される方針です。
アップルは過去に、2022年にエントリーレベルのiPadを449ドル(約6万9000円)で発売しましたが、これはその前のモデルの329ドル(約5万1000円)よりも高価でした。新しいiPadはiPad Airに似たデザインでしたが、価格面では大きな魅力がなかったという評価があります。
新しいエントリーレベルマックブックの価格は699ドル(約10万8000円)からになると予想されていますが、アップルがどのように位置づけるかによって評価が変わるということです。昨年秋、アップルはマックブックエアの全モデルを16GBのRAMから始めるようにアップデートしましたが、新しいマックブックでは8GBのRAMを維持する可能性があります。
また、USB-CポートやTouch ID、センターステージウェブカメラ、バッテリー容量などの機能が削減される可能性があるとされています。特にTouch IDの削減は多くのユーザーにとって受け入れがたいかもしれません。
699ドル(約10万8000円)で8GBのRAMとこれらの機能削減がある場合、価格としては悪くないと考えられますが、799ドル(約12万4000円)になると競争力が低下する可能性があります。教育向けの割引が適用されると、価格は599ドル(約9万3000円)から749ドル(約11万6000円)になる見込みです。
現在、M4マックブックエアは200ドル(約3万1000円)引きで販売されており、16GBのRAMとプレミアムデザインを備えています。これを考慮すると、低価格マックブックを待つ必要はないかもしれません。
アップルがあまり多くの機能を削減せずに低価格マックブックを発売した場合、驚きがあるかもしれませんが、発売までにはまだ3〜9か月の時間があるため、多くが未確定です。クオ氏は、2026年にこのマックブックモデルが500万〜700万台売れると予想しており、アップルが自信を持っていることを示しています。