アメリカのIT大手アップルは、同社初となる折りたたみ式スマートフォン「iPhone Duo」を発表しました。新CEOらはインタビューに応じ、独自のディスプレイ素材やソフトウェアの最適化により、競合するAndroid端末に対して優位性があるとの見解を示しています。
アップルの新たな最高経営責任者(CEO)に就任したジョン・ターナス氏と、マーケティング担当シニアバイスプレジデントのグレッグ・ジョズウィアック氏は、IT系メディアのインタビューに応じました。この中でターナスCEOは、他社の折りたたみ式端末で使用されているポリマー製のディスプレイについて「安っぽく感じるプラスチックのようだ」と指摘しました。その上で、「iPhone Duo」に採用されたナノテクスチャー仕上げのディスプレイが、こうした課題を解決するとしています。また、開発は極秘に進められたものの、画面のアスペクト比(縦横比)については、事前に競合他社に知られていたと述べています。
また、ソフトウェア面における強みも強調しています。両氏は、開発者との強固な協力関係が「iPhone Duo」の優位性につながると説明しました。来月の発売初日から、「Slack」や「Netflix」、「Zoom」などの主要アプリが折りたたみ式画面に最適化される予定だということです。発表から発売までに1か月半の期間を設けたことについては、2010年に「iPad」を発表した際と同様に、サードパーティの開発者がアプリを改修するための準備期間を確保する狙いがあるとしています。
さらに、折りたたみ式端末向けに再設計された基本ソフト「iOS」について、「非常に直感的」であり、シームレスな操作体験を提供できるとしています。画面を開く際の滑らかなアニメーションや、ドック(画面下部のアプリのショートカット群)の配置変更など、大幅なデザイン刷新が行われました。アップルのこうした革新的なアプローチに対し、今後、グーグルや韓国のサムスン電子などの競合他社がどのように対応していくのか、2027年に向けて注目が集まる見通しです。
インタビューでは、タッチペン(スタイラス)の対応についても言及されました。過去に創業者の故スティーブ・ジョブズ氏がスマートフォンのタッチペン操作を否定したことについて、両氏は「今回のケースには当てはまらない」との認識を示し、「iPhone Duo」は非常に価値の高い製品であると自信を見せています。
