アメリカのIT大手アップルは、自社の動画配信サービス「Apple TV+」において、人気のSFドラマ2作品のスピンオフシリーズを新たに配信すると発表しました。同社はSFコンテンツの拡充を通じて、配信サービス事業の競争力をさらに高める方針です。
発表によりますと、1つ目の作品は、同サービス初のSFシリーズである『フォー・オール・マンカインド』のスピンオフとなる『Star City』です。この作品は、歴史改変による宇宙開発競争を描いた本編と同じ世界観を共有していますが、アメリカではなく旧ソ連の視点から物語が展開されるということです。
アップルの説明によりますと、『Star City』は旧ソ連が人類初の月面着陸を成し遂げたという設定のもと、宇宙飛行士や技術者、情報将校たちの姿を描く緊迫感のあるスリラー作品になるとしています。配信は5月29日に最初の2話が公開され、その後7月10日まで毎週1話ずつ追加される予定です。
2つ目の作品は、巨大怪獣を題材にした『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』のスピンオフシリーズです。アップルは昨年末に同作の複数のスピンオフを制作する方針を示していましたが、今回その第1弾の詳細が明らかになりました。
新作では、俳優のワイアット・ラッセル氏が主演と製作総指揮を務め、若き日のリー・ショウ大佐の物語が描かれます。1984年を舞台に、旧ソ連がアメリカを壊滅させるほどの巨大な怪獣(タイタン)を解き放つのを阻止するため、敵陣の背後で極秘任務に挑む内容になるということです。
この作品の製作責任者は、エミー賞にノミネートされた経験を持つ脚本家のジョビー・ハロルド氏が務めます。配信時期は公表されていませんが、2027年以降になる見通しだということです。
「Apple TV+」の利用料金は月額12.99ドル(約2,000円)に設定されています。アップルは、独自の世界観を持つ人気シリーズの関連作品を拡充することで、動画配信市場における顧客の獲得を強化する狙いがあるとみられます。
