アメリカのIT大手アップルは、同社初となる折りたたみ式スマートフォン「iPhone Duo」や、最新モデル「iPhone 18 Pro」などを発表しました。折りたたみ式端末の市場において、独自のソフトウェア技術を活かして競争力を高める方針です。
アップルが開催した新製品発表イベントでは、「iPhone Duo」のほか、「iPhone 18 Pro」シリーズ2機種、新型「Apple Watch」2機種、および価格を引き下げた新型「AirPods」が発表されました。
注目を集める「iPhone Duo」は、本のように開閉する折りたたみ式のデザインを採用しています。画面には柔軟性のあるプラスチックと薄いチタン層を組み合わせた有機ELパネルを使用し、折り目が目立たない構造になっているということです。また、画面下部に埋め込まれたカメラや、専用のタッチペン「Apple Pencil」への対応も明らかになりました。
一方で、本体の重さは254グラムと競合他社の製品に比べて重く、顔認証機能の代わりに側面の指紋認証センサーを採用するなど、ハードウェア面での機能は限定的だという指摘もあります。
アップルは、ハードウェアの性能以上に、基本ソフト(OS)の最適化に注力する戦略をとっています。10月に提供が開始される予定の最新OS「iOS 27.1」では、折りたたみ画面に特化した操作性が組み込まれます。メイン画面と内部画面の切り替えを滑らかにし、片手での操作を容易にする工夫が施されています。同社は、新たな画面サイズを提供することでアプリ開発者の参入を促し、独自の経済圏をさらに拡大させるねらいがあるとしています。
その他の新製品についても、新たな技術の導入が進められています。「iPhone 18 Pro」シリーズでは、周囲の環境に応じて自動的に切り替わる可変絞り機能を備えたメインカメラを搭載しました。また、「iPhone 18 Pro」には、これまで採用していた他社製の通信部品を廃止し、自社開発のチップを初めて搭載するなど、主要部品の自製化を進める方針を明確にしています。
新型「Apple Watch」には、直近の会話を文字起こししたり要約したりするAI機能が追加されました。アップルは、音声データはサーバーに送信されず端末内にも保存されないとして、プライバシー保護に配慮していると強調しています。
IT専門家の間では、アップルの折りたたみ式市場への参入を歓迎する声が上がる一方、2,000ドル(約31万円)という高額な価格設定や、他社製品と比較した際の革新性の乏しさを懸念する見方も出ています。今後の市場での評価は、独自のソフトウェア体験が消費者にどこまで受け入れられるかにかかっていると言えそうです。
