アメリカのIT大手アップルは、初の折りたたみ式スマートフォン「iPhone Duo」を開発したと発表しました。一方で、先行して公開された実機の映像などから、画面の折り目や内蔵カメラの目立ちやすさなど、他社の製品と同様の技術的な課題を抱えていることが明らかになったということです。
韓国のサムスン電子などが展開する折りたたみ式スマートフォンは、価格が1800ドル(およそ27万9000円)以上と高額なモデルが多くなっています。その一方で、画面の中央にできる折り目や、画面の下に配置されたカメラが透けて見えるといった技術的な課題が指摘されてきました。
アップルがカリフォルニア州で開いた発表会のあと、実機を操作する映像がインターネット上で公開され始めました。これらの映像から、アップルもこうした課題を完全には克服できていないことが明らかになったということです。
映像によりますと、「iPhone Duo」の内側の画面は反射を抑えるマットな質感が採用されています。しかし、画面の下に配置されたカメラの部分にはこの加工が施されておらず、周囲との反射率の違いから、隠されているはずのカメラが逆に目立つ状態になっているということです。
また、画面の折り目についても、他社の最新モデルと同様に視認できる状態となっています。アップルは、素材の張力を防ぐために2層の特殊なガラスを採用しているとしていますが、折り目を完全に消すには至っていないということです。さらに、防水・防塵性能についても、他社の製品と同様に長期的な維持には課題が残るとみられています。
一方で、新しい端末に合わせて開発された基本ソフト「iOS 27」の操作性については、高い評価を受けています。アップルは独自の画面設計や操作画面のデザインを通じて新しい体験を提供する方針で、今後は他社との間でソフトウェア面での開発競争がさらに激化するとみられています。
