アメリカのIT大手アップル(Apple)が近く発表するとみられる初の折りたたみ式スマートフォンについて、アメリカの調査会社IDCは、発売初年度の出荷台数が1000万台を超えるとの予測を発表したと、ブルームバーグ通信が報じました。
報道によりますと、アップルは9月9日に開催されるイベントで、同社初となる手帳型の折りたたみ式iPhoneを発表するとみられています。販売価格はおよそ2500ドル(約38万7500円)になる見通しだということです。
折りたたみ式スマートフォンの市場をめぐっては、長年その将来性に懐疑的な見方もありました。しかし、調査会社カウンターポイント・リサーチは最近、2026年の世界出荷台数のうち手帳型が76%を占めるとの予測を発表しました。2025年の52%から大きく増加し、アップルの市場参入が全体の成長率を前年比21%に押し上げる要因になるとしています。
今回、ブルームバーグ通信が報じたIDCのナビラ・ポパル(Nabila Popal)シニアリサーチディレクターの分析によりますと、高額な価格設定にもかかわらず、アップルは「発売初年度に1000万台以上を出荷する見込みだ」ということです。
比較として、アップルが計画しているとされるパスポートに近い画面比率を持つ、韓国サムスン電子の新型「Galaxy Z Fold 8」は、1899ドル(約29万4300円)から販売されています。
カウンターポイント・リサーチの報告書によると、2025年の折りたたみ式スマホ市場はサムスンが40%のシェアを占めて首位でしたが、2026年には32%に低下する見込みです。一方で、アップルは2026年単年で25%のシェアを獲得すると予測されています。
カウンターポイントの予測が2026年という暦年を対象としているのに対し、IDCの予測は発売からの初年度全体を対象としています。しかし、いずれの報告書も、新型モデル(通称「iPhone Ultra」)の販売動向について楽観的な見方を示しています。
今後の市場動向についてIDCは、アップルの参入により「今年の折りたたみ式市場における2桁のマイナス成長を回避できる」と指摘しています。さらに、同市場は今年12.6%成長し、来年には18%の増加へと加速する見通しだということです。
また、IDCは、2027年にはアップルが折りたたみ式スマートフォン全体の出荷台数の40%を占めるようになると予測しています。
