アメリカのアップルは、iPhone向けの次期基本ソフト「iOS 27.2」において、旧アプリから新しい代替アプリへデータや設定を移行しやすくする新機能を導入する方針を明らかにしました。
アプリの開発者は、既存のアプリの提供を終了し、代わりに新しいアプリを公開することがあります。この場合、ユーザーは新しいアプリに乗り換える必要がありますが、クラウド上に保存されていないデータがある場合など、移行作業がユーザーの負担になることが課題となっていました。
アップルはこうした課題に対応するため、システム側で移行作業を管理する新たな仕組みを導入するとしています。これにより、旧アプリのデータや設定を新しいアプリに引き継いだうえで、旧アプリを自動的に削除できるようになるということです。
現在公開されている「iOS 27.2」の開発途上版(ベータ版)によりますと、対象となるユーザーの画面には「開発者が旧アプリのデータと設定を新アプリへ移行することを推奨しています」という通知が表示される仕組みになっています。
ユーザーは「データと設定を移行する」か「何も移行しない」かを選択できるということです。移行を拒否した場合には、通知や位置情報などの一部の設定を再度行う必要があるという警告が示されるとしています。
なお、この機能は同じ開発者が後継として指定したアプリ間でのみ利用可能であり、異なる開発者のアプリ間でのデータ移行には対応していないということです。現在の仕様では、システムレベルのさまざまな設定や権限を移行できるとしています。
今後のソフトウェア更新を通じて、開発者がこの機能をどのように実装していくか、詳細な仕様に注目が集まっています。
