アメリカのIT大手、アップルは、次世代チップとなる「M6」を搭載した新しいパソコン「Mac mini」と「Mac Studio」を発表しました。この新技術は、近く発表が見込まれる次期「iPhone 18 Pro」の大幅な性能向上につながる見通しだということです。
アップルは、9月に予定されている恒例の新製品発表会を前に、新型の「Mac mini」と「Mac Studio」の販売を明らかにしました。これらの製品には、アップルの次世代チップである「M6」が搭載されています。この「M6」チップは、次期「iPhone 18 Pro」に搭載予定の「A20 Pro」チップと同じ基本設計に基づいているということです。
アップルの発表によりますと、「M6」チップは最先端の2ナノメートル製造プロセスを採用しています。これにより、より小さな面積に多くのトランジスタを配置することが可能となり、処理能力と電力効率が飛躍的に向上したとしています。また、新たに「デュアル16コアNeural Engine(ニューラルエンジン)」を搭載し、端末上でのAI(人工知能)処理速度が従来の最大2倍に達するということです。
さらに、CPU(中央演算処理装置)は、前世代の「M5」より2つ多い12コア構成となっています。具体的には、2つのスーパーコア、4つの高性能コア、6つの高効率コアで構成されており、シングルスレッド性能で世界最速を記録したほか、マルチスレッド性能でも「M5」と比較して最大1.2倍の高速化を実現したとしています。
パソコン向けの「M6」チップは、スマートフォン向けの「A20 Pro」チップよりも高い処理能力を持ちますが、両者は同じ技術基盤を共有しています。このため、「M6」で採用された2ナノメートルプロセス技術が「A20 Pro」にも導入される見通しです。
専門家の間では、2ナノメートルプロセスへの移行によって、例年以上の性能向上がもたらされると予想されていました。今回発表された「M6」の詳細な仕様は、その予想を裏付ける形となりました。「A20 Pro」のコア数などは異なる可能性がありますが、数週間後に控える次期スマートフォンの発表では、処理能力と電力効率の大幅な向上が大きな焦点になるとしています。
