アメリカのIT大手アップルは、新型スマートフォン「iPhone 18 Pro」および「iPhone 18 Pro Max」を発表し、プロフェッショナル向けのカメラ機能や動画撮影機能を大幅に強化したと発表しました。同時に発表された新たな形状の端末「iPhone Duo」とともに、最新の画像処理技術が注目を集めています。
新型の「Pro」シリーズでは、事前の予測通り、可変絞りレンズが搭載されました。自動調整に加えて、ユーザーによる手動での制御も可能になるということです。スマートフォンのカメラセンサーは専用機に比べて小型であるという物理的な制約があるものの、アップルはより明るくなったレンズと高度な画像処理技術を組み合わせることで、ポートレート撮影などでより自然な背景ぼかしを実現する方針です。
また、レンズの最大絞り値は前モデルのf/1.78からf/1.48へと明るくなりました。これにより、夜間など暗い場所での写真や動画の撮影性能が向上しているということです。
さらに、標準のカメラアプリにおいて、シャッタースピードやホワイトバランスの手動設定が新たに追加されました。静止画では長時間露光による意図的なブレの表現が可能になるほか、動画撮影においては映画のような自然な動きを表現するための細かな設定ができるとしています。ホワイトバランスを固定することで、動画撮影中の不自然な色合いの変化を防ぐことができるということです。
動画撮影機能も大きく進化しています。通常の動画として撮影したデータに対し、後から背景をぼかす「シネマティックモード」の効果を追加できるようになりました。また、同モードでの1秒間60フレームの撮影に対応し、高画質なスローモーション映像の制作も可能としています。
加えて、AI(人工知能)を活用した「スマートフォーカスモード」が導入されました。特定の人物を認識し、カメラと被写体の間を別の人が横切ったり、被写体が一度画面外に出て再び戻ってきたりした場合でも、自動でピントを合わせ続けるということです。
このほか、画面上で露出を正確に確認できる「ヒストグラム」機能や、写真の真正性を証明する報道機関および法執行機関向けの機能も追加されました。バッテリー駆動時間についても向上が図られており、「Pro Max」モデルでは最大駆動時間が従来の39時間から45時間に延長されました。これにより、消費電力の大きい動画撮影においても、より長時間の利用が可能になるとしています。
アップルは、これらの高度なカメラ機能を通じて、スマートフォンを本格的な撮影機材として活用するクリエイターやプロフェッショナル層の需要をさらに取り込む方針です。
