アメリカのIT大手アップルは、自社の製品発表イベントにおいて、スマートウォッチの最新モデルである「Apple Watch Series 12」と「Apple Watch Ultra 4」を発表しました。いずれのモデルも、健康管理システムの大幅な機能向上が図られているということです。
新しいモデルは従来のデザインを踏襲しつつ、心拍数の計測機能が強化されています。具体的には、心拍数のデータを5秒ごとに計測するようになり、従来のモデルと比べて計測頻度が60倍に増加しました。また、心拍変動(HRV)も5分ごとに計測するとしています。アップルは、自社のウェアラブル端末において最も正確な心拍センサーを搭載したと説明しています。
さらに、日々の活動量やバイタルデータ、睡眠データに基づいて、利用者の体調がどの程度整っているかを評価する「レディネス」機能も新たに導入されるということです。
また、新たな音声AI機能「オーディオ・インテリジェンス」が追加されました。ドアベルなどの環境音を認識する機能のほか、本体のデジタルクラウンをダブルクリックすることで、直近15秒間の音声を遡って文字起こしができる「ライブ・リワインド」機能が搭載されています。このほか、音声メモをもとに会議の要約などを行う「Siriリキャップ」機能も利用できるとしています。これらの高度な処理を支えるため、新型チップ「S11」が内蔵されています。
外装については、「Series 12」ではアルミニウムやチタン、セラミックなどの素材で新たなカラーバリエーションが展開されます。一方、「Ultra 4」は2日以上のバッテリー駆動時間を実現し、ブラックとナチュラルのチタン仕上げが用意されています。
両モデルは本日から予約受け付けを開始し、9月18日に発売される予定です。価格は「Series 12」が399ドル(日本円でおよそ6万1800円)から、「Ultra 4」が799ドル(およそ12万3800円)からとなっています。
アップルは、健康管理機能の高度化や独自のAI技術の統合を推し進めることで、ウェアラブル端末市場における競争力をさらに高める方針です。
