アメリカのIT大手アップルが新たに発売する高性能デスクトップパソコン「M5 Ultra Mac Studio」について、先行して製品を使用した専門家などによる評価が公開され、端末上でAI=人工知能を処理する能力が極めて高いことが明らかになりました。
IT関連の専門メディアなどは、256ギガバイトのメモリを搭載した最上位モデルについて、端末上でAIを動かす「ローカルAI」の利用において理想的な端末であると評価しています。クラウドサービスに依存しないため、データ処理に伴う追加の通信コストなどをかけずに、高い性能でAIアシスタントなどを実行できるということです。
専門家は、前世代のモデルや最新の高性能画像処理半導体(GPU)を搭載したパソコンと比較した結果を報告しています。それによりますと、本体のサイズや熱を抑える性能、そしてアップル独自のメモリ技術において非常に優れているということです。これにより、端末上でAIモデルを動かすというこれまでの考え方を根本から変えるものだとしています。
また、動画クリエイターなどからは、36コアのCPUと80コアのGPUを搭載した最大構成のモデルを使用し、大規模なAIモデルを端末上のみで動かして、わずか数分でミニゲームを作成できたという報告も上がっています。
アップルは、外部のサーバーに依存せず、利用者の端末上で安全かつ高速にAIを処理する技術の確立を目指しています。今回の新製品は、そうした技術的な自立と性能の高さを強く打ち出すものとなっています。
この「M5 Ultra Mac Studio」は、同時に発表された「M6 Mac mini」とともに、明日から出荷が開始される予定です。
