アメリカのIT大手アップルは、最新の独自半導体「M6」チップを搭載した新しいデスクトップパソコン「Mac mini」を発表しました。価格は899ドル(約13万9000円)からで、AI(人工知能)の処理能力を大幅に向上させたということです。
発表によりますと、新しい「Mac mini」の基本モデルは、256ギガバイトの記憶容量と16ギガバイトのメモリーを搭載しています。すでに予約の受け付けを開始しており、9月22日以降に出荷される予定です。
アップルは、AI分野での競争力強化を打ち出しており、新しいモデルのAI処理能力は、以前の「M4」チップ搭載モデルと比べて4倍に向上したとしています。また、データの読み書きや画像処理の速度も2倍に引き上げられました。新しい「M6」チップは、12コアのCPUと12コアのGPUを備えています。
さらに、「M5 Pro」チップを搭載した上位モデルも同時に発表されました。こちらの基本モデルは、512ギガバイトの記憶容量と24ギガバイトのメモリーを搭載し、価格は1699ドル(約26万3000円)からとなっています。
いずれのモデルも、最新の通信規格である「Wi-Fi 7」や「Bluetooth 6」に対応しています。新しいOS(基本ソフト)である「macOS 27」と、AI音声アシスタントの「Siri AI」が搭載され、9月22日から出荷が始まるということです。
「Mac mini」をめぐっては、端末上で直接AIを動かす技術者などの間で需要が高まっています。今年に入り、インターネットのオークションサイトで価格が高騰するなど、人気を集めていました。
アップルは今回、専門家向けの高性能モデル「Mac Studio」の新型も発表しました。「M5 Max」チップ搭載モデルは2499ドル(約38万7000円)から、「M5 Ultra」チップ搭載モデルは5499ドル(約85万2000円)からとなっています。
同社は今年、599ドル(約9万3000円)で販売していた以前の基本モデルの生産を終了し、これまで799ドル(約12万4000円)のモデルを最も安い価格帯として販売していました。今回の新製品投入により、ラインナップを刷新し、AI対応パソコンの市場でシェア拡大を図る方針です。
