アメリカのIT大手アップルは、最新のスマートウォッチ「Apple Watch Series 12」および「Ultra 4」において、心拍数の測定機能を大幅に強化するとともに、映画館など暗い場所での利用に配慮した新たな「シアターモード」の設定を導入したと発表しました。
最新モデルでは、新たなヘルスセンシングシステムが搭載され、心拍数の測定間隔が従来の5分ごとから5秒ごとに大幅に短縮されました。これにより、より詳細な健康データの取得が可能になるとしています。
一方で、測定頻度の増加に伴い、本体裏側のセンサーが発する緑色のライトがほぼ常に点滅する状態となります。バンドの装着が緩い場合などに光が漏れる可能性があることから、新モデルでは「シアターモード」および「睡眠モード」を利用する際、測定間隔を自動的に従来の5分ごとに戻す仕様を採用したということです。
睡眠モードでの間隔変更については、活動量の少ない就寝中のバッテリー消費を抑える目的があるとしています。また、シアターモードは本来、画面の点灯を防ぐための機能ですが、暗い環境でセンサーの光が周囲の妨げにならないよう配慮されたということです。
さらに、利用者の用途に応じて設定を変更することも可能です。端末の「設定」画面から「心拍数」を選択し、「連続測定を許可」の項目でシアターモード中の連続測定を有効にすることで、暗い場所でも5秒ごとの詳細なデータ取得を継続できるとしています。
アップルは、スマートウォッチを通じた健康管理機能の向上を製品戦略の柱に据えており、今回の仕様変更も利用者の利便性とデータ精度の両立を図る狙いがあるものとみられます。
