アメリカのIT大手アップルは今週、最新のスマートフォン向け基本ソフト「iOS 27」の配信を開始し、有料のクラウドサービス「iCloud+」の登録者向けに、独自の人工知能(AI)機能の利用上限を拡大するなどの新たな特典を追加したと発表しました。
「iOS 27」には、アップル独自のAI「Apple Intelligence」を活用した様々な新機能が搭載されています。アップルによりますと、画像生成などの一部のAI機能は、高度なサーバーモデルに依存しているため、1日あたりの利用回数に上限が設けられているということです。
これらの機能はすべてのユーザーが無料で利用できますが、「iCloud+」の登録者には、より多くの回数を利用できる特典が与えられます。
アップルは発表文の中で、「大半のiCloud+サブスクリプションプランで利用枠が拡大される」と説明しています。このため、月額0.99ドル(約150円)の最も安価なプランは対象外となる可能性が指摘されていますが、現時点で詳細な条件は確認されていないということです。なお、対象となる「iCloud+」のプランや、各種サービスをまとめた「Apple One」の登録者は、画像生成などの高度なAI機能をより柔軟に活用できるとしています。
さらに、「iOS 27」の「ホーム」アプリでも、「iCloud+」登録者向けに防犯カメラ機能「HomeKitセキュアビデオ」を通じたAI機能が強化されました。対応する家庭用カメラを使用することで、AIによる映像の解説や、録画されたクリップの検索、注目すべき映像の自動抽出などが可能になるということです。
アップルはAI技術の自社展開を推進する中で、クラウドサービスとの連携を強化し、有料会員の獲得につなげる戦略をとっているとみられます。また、今回のOSアップデートとは別に、アップルは今週、アメリカ以外の多くの国と地域で「iCloud+」のサービスを拡充し、動画配信サービスやゲーム遊び放題サービスを無料で追加する方針も明らかにしています。
