アメリカのIT大手アップルは、最新の基本ソフト「iOS 27」などの配信を開始し、独自の生成AI機能に関連して、基盤モデルの改善に向けた新たなデータ共有の設定を追加したと発表しました。
アップルは数か月にわたる試験的な運用を経て、音声アシスタント「Siri」にAIを統合した新機能を一般向けに公開しました。初期設定の画面では、「SiriとApple Intelligenceの改善」に協力するかどうかを尋ねる新たな項目が表示されるということです。
これまでは「Siriと音声入力の改善」として、音声やテキストデータの共有への同意を求めていました。今回からは、これに加えてアップル独自のAI基盤モデルの学習や改良にもデータが活用される方針です。ユーザーは「音声とテキストを共有する」か「今はしない」のいずれかを選択することになります。
アップルによりますと、収集されるデータの種類自体に変更はないとしています。しかし、データの利用目的がAI基盤モデルの学習へと拡大したため、以前の設定で同意していたユーザーに対しても、新機能を有効にする際に改めて同意を求める画面が表示されるということです。これにより、ユーザーは自身のデータ提供について再検討することができます。
また、アップルはプライバシー保護の取り組みも強調しています。収集された音声やテキストのデータは、1時間に複数回更新される端末独自のランダムな識別子に紐付けられ、個人のアカウントやメールアドレスとは結びつかないとしています。さらに、マーケティング目的での利用や第三者への販売は一切行わない方針です。
このデータ共有の設定は、端末の設定画面からいつでも変更できるということです。アップルは、すべてのプラットフォームにおけるこれらの設定の詳細について、新たなサポート文書を公開しています。
