アメリカのIT大手アップルは、今年後半にデザインを大幅に刷新した次世代のノートパソコン「MacBook Pro」を発表する見通しであることがわかりました。最新の独自チップ「M6」シリーズの搭載や、Macシリーズ初となるタッチスクリーンの採用など、6つの新たな機能が追加されると予想されています。
1つ目の特徴として、より薄型で軽量な新しいデザインが採用される見通しです。MacBook Proのデザイン変更は2021年以来となります。関係者によりますと、現在のモデルよりも薄く軽い「全面的なデザイン刷新」になるということです。接続端子への影響は不明ですが、高い負荷がかかった際の十分な冷却性能を維持するため、極端な薄型化は避けられるとみられています。
2つ目は、次世代の独自チップ「M6」「M6 Pro」「M6 Max」の搭載です。これらのチップは、新たな2ナノメートル製造プロセスを採用しており、従来よりも大幅な性能向上が見込まれています。この技術は、次期スマートフォン向けのチップにも導入される予定です。新型MacBook Proの各モデルが同時に発売されるか、時期を分けて投入されるかは明らかになっていませんが、一斉に展開される可能性が高いと報じられています。
3つ目は、Macシリーズ初となるタッチスクリーンの導入です。アップルは、キーボードとトラックパッドを完全に置き換えるものではなく、補助的な入力方法としてタッチ操作を追加する方針です。次期基本ソフト(OS)の「macOS 27」では、タッチ操作に最適化された機能が提供されるほか、スマートフォンやタブレット端末で標準的なタッチジェスチャーにも対応するということです。
4つ目は、有機EL(OLED)ディスプレイの採用です。これまで同社のスマートフォンやタブレット端末には導入されていましたが、パソコン製品では初めての搭載となります。有機ELの採用により、より深い黒の表現やコントラストの向上が期待されるほか、本体の薄型化にも寄与するとみられています。
5つ目は、「ダイナミックアイランド」機能の追加です。2021年モデルから採用されていた画面上部の切り欠き(ノッチ)が廃止され、代わりにカメラ部分を小さな穴にするパンチホール型が採用される見通しです。スマートフォンと同様に、ソフトウェア処理によってカメラ部分を目立たなくし、通知などを表示する機能として活用されるということです。
6つ目は、セルラー通信機能が追加される可能性です。アップルはこれまで、携帯電話回線に直接接続できるパソコン製品を販売していませんでしたが、自社開発の通信モデムを搭載することで、この方針を変更する可能性があります。関係者によりますと、アップルはパソコンへのセルラー通信機能の追加を検討しており、より高速な通信に対応する第2世代の自社製モデムが完成する2026年ごろに実現する可能性があるとしています。
アップルは、半導体や通信モデムなどの主要部品において自社開発技術の採用を拡大し、技術的な自立と製品の競争力強化を図る戦略を進めており、今後の正式な発表が注目されます。
