アメリカのIT大手アップルは、今年の秋に提供を予定している次期基本ソフト(OS)の「iOS 27」や「macOS 27」などにおいて、ネットワークのセキュリティー要件を厳格化すると発表しました。
アップルが新たに公開したIT管理者向けのサポート文書によりますと、次回のメジャーアップデート以降、システムプロセスにおけるネットワークのセキュリティー基準が引き上げられるということです。対象となるのは、iOS、iPadOS、macOS、watchOS、tvOS、visionOSの各OSです。
これにより、古い規格や新たな基準を満たさない通信暗号化方式(TLS)の設定を使用しているサーバーに対しては、接続が拒否される可能性があるとしています。
アップルは、IT管理者やデバイス管理サービスの開発者に対し、現在のネットワーク環境を点検し、基準を満たしていないサーバーを特定するよう呼びかけています。特に、外部の事業者が管理するサーバーの場合、設定の更新に時間がかかる可能性があるため、事前の対応が必要だということです。
アップルが正式な発表前に次期ソフトウェアの仕様について言及することは異例です。同社は、2026年6月8日に開催される開発者向け会議「WWDC」で、これらの次期OSの詳細を発表する方針です。
今回の変更は、直ちに一般の利用者に影響を与えるものではありませんが、今年の秋のリリース以降、より安全な通信環境の構築に向けた重要な取り組みになるとしています。
