アメリカのIT大手アップルの次期CEO=最高経営責任者に就任するジョン・ターナス氏は、メディアのインタビューに応じ、同社のヘッドセット型端末「Vision Pro」の今後の展望について、引き続き注力していく考えを示したと発表しました。
アメリカのテクノロジーメディアは先週、アップルの上級副社長であるジョン・ターナス氏とグレッグ・ジョズウィアック氏へのインタビュー記事を公開しました。この中で、次期CEOに就任するターナス氏が「Vision Pro」に関する見解を明らかにしたということです。
現在のティム・クックCEOはこれまで、販売の伸び悩みが指摘される「Vision Pro」について、自身が日常的に使用していると強調する一方で、「初期の導入層向けの製品である」と説明していました。これに対し、次期トップとなるターナス氏の姿勢に注目が集まっていました。
インタビューの中でターナス氏は、現実空間とデジタル情報を融合させる「空間コンピューティング」の分野について、「まだ初期段階にあり、私たちは非常に期待している」と述べました。さらに、「Vision Proは未来を現在に引き寄せたような並外れた製品だ」としています。
また、今後の展開について、企業向けや医療分野などで新たな活用方法が見出されていると指摘しました。そのうえで、「こうした動きは今後も拡大していく見込みであり、私たちの取り組みはまだ始まったばかりだ」として、長期的な視点で事業を育成していく方針です。
今回の発言は、アップルがウェアラブル端末の市場において、目先の販売動向にとらわれず、長期的な戦略に基づいて開発と普及を進めていく姿勢を改めて示したものとみられます。
