アメリカのIT大手アップルは、直営店(アップルストア)のレイアウトやデザインについて、3つの大規模な変更を行う計画を策定したと、アメリカのメディアが報じました。
アメリカのブルームバーグ通信の報道によりますと、アップルは今後数年間で直営店の改装ペースを加速させる計画だということです。改装される店舗では、主に3つの大きな変更が予定されています。
1つ目の変更は、店舗の壁面に設けられている「アベニュー」と呼ばれる展示スペースの刷新です。新たに、オンライン注文の受け取り専用スペースと、無料講座「Today at Apple」専用のスペースが設けられる方針です。
これまで店内のテーブルや広いスペースで行われていたこれらの機能が、壁面のスペースに集約されます。オンライン注文の受け取りスペースは木目調のデザインとなり、上部には控えめなアップルのロゴが、下部には製品を保管する引き出しが設置されるということです。また、手前には従業員が商品の受け渡しを行うためのテーブルが配置されます。「Today at Apple」の専用スペースには、大型ディスプレイと講師用の機器を収納する引き出しが設けられるとしています。
2つ目の変更は、多くの店舗の奥に設置されている巨大なビデオウォールの撤去です。これまで講座やマーケティング目的で使用されてきましたが、今回の改装に伴い廃止される方針です。
3つ目の変更は、対面サポート窓口「ジーニアスバー」の復活です。アップルは10年以上前、樹木を配置した「ジーニアスグローブ」というデザインを採用し、専用カウンターを廃止していました。しかし今後は、ビデオウォールの跡地に再び専用のジーニアスバーを設置するということです。
新しいジーニアスバーは、過去のデザインを踏襲しつつも全面が木目調となります。アクセシビリティに配慮して2種類の高さのカウンターが用意されるほか、背面には収納用の引き出しや新製品の大型ポスターが掲示されるということです。
アップルは今回の改装を通じて、直営店の役割を「より伝統的で実用的な販売、サービス、そして商品の受け渡し機能」に再調整する目標を掲げているということです。
