スマートグラスのカメラ機能によるプライバシー侵害への懸念が高まる中、アメリカのIT大手アップル(Apple)が開発中とされる眼鏡型端末について、写真や動画の撮影機能を搭載しない可能性があるという見方が専門家の間で広がっています。
IT業界では、2014年に発売された「グーグルグラス」が、録画機能によるプライバシーの問題から社会的な反発を招き、普及に至らなかった経緯があります。また、現在販売されているメタ(Meta)のスマートグラスについても、一部のユーザーによる盗撮などの悪用が問題視されており、社会的な批判が高まっているということです。
こうした状況を受け、IT専門家やメディアの間では、アップルが来年にも発表すると予想されている新たな眼鏡型端末について、ユーザーが自由に写真や動画を撮影できる機能を搭載しない方針をとるのではないかという見方が強まっています。
一方で、人工知能(AI)システム「Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)」を機能させるためのカメラは内蔵されるものの、ユーザー自身は撮影した映像データに直接アクセスできない仕組みが採用される可能性が高いと指摘されています。これは、同社のスマートウォッチにおける音声データ処理と同様の厳格なプライバシー保護措置になるとしています。
専門家は、現在の社会情勢を踏まえると、カメラによる撮影機能を持たないことが今後のスマートグラス普及の条件になる可能性があると指摘しており、各社の開発動向が注目されています。
