アメリカのIT大手アップルは、自社の動画配信サービス向けに、イギリスで大ヒットしたコメディ番組「Small Prophets(原題)」の世界配信権を獲得したと発表しました。
この作品は、イギリスの公共放送BBCで今年放送が開始され、新作ドラマとして今年最大のヒットを記録しました。アップルは、事前の制作依頼ではなく、放送後に権利を買い取るという異例の形をとっています。アメリカなど多くの地域では、10月7日から配信が開始されるということです。一方、イギリス国内では現在BBCの配信サービスで独占配信されているため、アップルのサービスでの配信は来年になるとしています。
「Small Prophets」は、アップルが現在配信している「テッド・ラッソ」などの明るいコメディ作品と似た作風であり、同社のラインナップに合致するということです。物語は、7年前に恋人のクレアが失踪した主人公マイケル・スリープを中心に展開します。マイケルが未来を予知できるとされる「ホムンクルス」を作り出す古い錬金術のレシピを発見し、クレアに何が起きたのかを探るという内容です。
アップルが英語圏の作品をこのような形で買い取るのは今回が初めてとなります。過去には、日仏共同制作のドラマ「神の雫」など、国際的なコンテンツで同様の契約を結んでいました。
アップルは現在、300以上のオリジナル番組や映画を配信しています。今回の契約は、同社が柔軟な姿勢でコンテンツの拡充を図り、配信サービスのライブラリをさらに強化していく方針を示しているとみられています。
