アメリカのIT大手Appleの主力製品について、大手通信販売サイトのAmazonなどが大幅な割引価格での販売を開始したと発表しました。ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro 3」やスマートウォッチ「Apple Watch Series 11」などが対象となっており、春の商戦に向けた販売促進の狙いがあるということです。
Amazonは、「AirPods Pro 3」を通常価格の249ドル(約3万8600円)から199ドル(約3万800円)に値下げしたと発表しました。この価格は、昨年の年末商戦における最安値とほぼ同水準だということです。アメリカの小売大手ターゲットやベストバイでも同様のセールが実施されており、各社が顧客獲得に向けて競争を激化させているとしています。
また、「Apple Watch Series 11」の全モデルが100ドル(約1万5500円)引きとなり、299ドル(約4万6300円)から購入可能となっています。さらに、最上位モデルである「Apple Watch Ultra 3」についても、99ドル(約1万5300円)の割引が適用されています。これは今年に入って最大の割引額だということです。
パソコン部門では、新型の「M5」チップを搭載したMacBook Airが150ドル(約2万3300円)引きで販売されているほか、旧型となった「M4」チップ搭載モデルのクリアランス(在庫処分)セールも行われています。15インチモデルでは発売時の価格から最大300ドル(約4万6500円)の割引が適用されています。さらに、大容量メモリを搭載した最新型の「M5 MacBook Pro」についても、過去最安値まで値下がりしているということです。
Appleは、自社開発チップを搭載した製品の普及を推進し、技術的な優位性を確立する方針です。新旧モデルを並行して割引販売することで、幅広い顧客層の取り込みを図る戦略だとしています。
タブレット端末についても、現行モデルのiPadが299ドル(約4万6300円)に値下げされています。通常価格は349ドル(約5万4100円)ですが、教育用途やライトユーザー向けの需要を喚起する狙いがあるとしています。こうした一連の割引は、新製品の投入に伴う旧モデルの在庫整理を進めるとともに、市場シェアの維持・拡大を目指すAppleの販売戦略の一環とみられています。
