アップルは、新しいアップルウォッチシリーズ11とアップルウォッチウルトラ3を発表した際に、高血圧通知機能を導入すると発表しました。この機能について、アメリカ食品医薬品局(FDA)からの承認を「まもなく」期待していると述べていました。
木曜日の夜、FDAからの承認が正式に得られたと発表され、高血圧通知機能は来週から開始されるということです。
アップルによれば、この高血圧通知機能は、アメリカ、EU、香港、ニュージーランドを含む150以上の国と地域で来週から利用可能になるとしています。
この新しい高血圧通知機能は、アップルウォッチシリーズ11およびアップルウォッチウルトラ3に加え、アップルウォッチシリーズ9、アップルウォッチシリーズ10、アップルウォッチウルトラ2でも利用可能です。
アップルはこの機能について次のように説明しています。アップルウォッチの高血圧通知は、光学心拍センサーからのデータを使用して、ユーザーの血管が心拍にどのように反応するかを分析します。アルゴリズムはバックグラウンドで30日間のデータをレビューし、高血圧の兆候が一貫して検出された場合にユーザーに通知します。これにより、ユーザーはアップルウォッチを着用するだけでこの広範な状態に関連する健康状態の貴重な洞察を得ることができ、潜在的に命を救う行動の変化を始めたり、深刻な長期的な健康イベントのリスクを減らすための治療を開始したりすることができます。
アップルは、新しい高血圧通知機能が高血圧のユーザーのほぼ半数に警告を発する可能性があると述べています。特に、より重度のステージ2高血圧のユーザーに対しても多くの警告を発するとしています。この機能はアップルウォッチ上でバックグラウンドで動作し、正式なスクリーニングツールとしてではなく、すべての高血圧のユーザーが通知を受けるわけではないと強調しています。
テストでは、この機能は正常カテゴリーで95.3%の特異性を達成し、完全な高血圧ではない多くの人々が依然として高い数値を示したということです。アップルは、これが心臓病、脳卒中、腎臓問題などの長期的なリスクについて医師と積極的に話し合うことを促進するとしています。
アップルは、この機能が初年度に100万人以上の未診断の高血圧の人々に通知を行うことを期待しているとしています。