アメリカのIT大手アップルが提供する「Apple Wallet」のデジタル車の鍵(カーキー)機能について、トヨタ自動車やアメリカのEV(電気自動車)メーカーであるリビアンが新たに対応を開始したと発表しました。今後、さらに多くの自動車メーカーが対応する方針だということです。
アップルが展開する基本ソフト「iOS 26」では多くの新機能が追加されましたが、その中でも車の鍵機能の対応ブランド拡大が重要な改善点として位置づけられています。
アップルはこれまで、物理的な財布を自社のアプリに完全に置き換えるという事業目標を掲げてきました。しかし、車の鍵機能については、外部の提携企業のシステム対応が必要となるため、実際の導入には数年単位の時間がかかっているということです。
アップルは去年の6月、新たに13の自動車ブランドが車の鍵機能に対応する方針を示していました。想定より時間はかかったものの、このうち主要な2社が最近になって対応を始めました。
トヨタ自動車は今年2月、2026年モデルの「RAV4」を皮切りに対応を開始したとしています。また、リビアンも去年の12月下旬に、第2世代の「R1S」および「R1T」で同機能の導入を発表しました。
さらに、他の大手自動車メーカーも順次対応を進めています。
ドイツのポルシェは、2026年モデルの電気自動車「マカン」と「カイエン」で対応すると発表しました。マカンは今春の納車に向けてすでに注文の受け付けを開始しており、カイエンも数か月以内に続く予定だということです。
また、アメリカのゼネラル・モーターズ(GM)も去年の秋にアップルのシステム基盤に追加され、12月には対応に向けた準備を進めていることを確認しました。GMが展開する「キャデラック」「シボレー」「GMC」の3つのブランドが対応する見通しです。
アップルが去年の開発者会議(WWDC)で提携拡大を発表してから1年を迎える今年の6月までに、さらに多くのブランドが対応を開始することが期待されています。
