アメリカのIT大手アドビは、自社の複数のソフトウェアを横断して作業を自動化する新しいAIエージェント、「Firefly AIアシスタント」の公開ベータ版の提供を始めたと発表しました。
このAIアシスタントは、「Creative Cloud」に含まれる60以上のツールを活用し、単一の対話型画面から複数のアプリにまたがる作業工程を連携させる機能を持っています。これまで各アプリに搭載されていたAI機能を統合し、一連の作業の文脈を維持しながら、複数の段階にわたる処理を実行できるということです。
これにより、利用者は「Photoshop」や「Premiere」といった画像・動画編集ソフトの専門的な操作方法を熟知していなくても、AIに指示を出すだけで、複数のソフトを連携させた高度な作業が可能になるとしています。
今回の公開ベータ版では、利用頻度の高い作業を自動化する機能もあわせて提供されます。これには、写真の一括編集や、アイデアを視覚的にまとめるムードボードの作成、人物写真の補正、SNS向け画像の生成などが含まれるということです。
また、AIが複数アプリを横断して処理を行う間も、利用者はいつでも作業に介入し、通常通りにレイアウトや画像を微調整できるとしています。
さらに、このAIアシスタントは、利用者が好むツールや作業手順、デザインの傾向などを学習し、より個々のニーズに合った結果を提供する方針です。作業中の作品に応じて、適切な調整ツールをその場で作成する機能も備わっているということです。
公開ベータ版は、「Creative Cloud Pro」または「Firefly」の有料プランの利用者を対象に、本日から世界中で順次提供が開始されるとしています。
