アメリカのソフトウェア大手「アドビ」は、自社のクリエイティブツールとAI=人工知能の対話型ソフトとの連携を拡大し、グーグルの「Gemini(ジェミニ)」やAI開発企業アンソロピックの「Claude(クロード)」向けに新たな機能の提供を開始したと発表しました。
アドビは過去1年ほどにわたり、「ChatGPT」や「Copilot」などのAIチャットボットや業務効率化ツールに対し、自社のツールを統合する取り組みを進めてきました。今回の発表は、AIを活用して利用者の利便性を高める自社の戦略をさらに推し進めるものだということです。
発表によりますと、アドビはこれまで「Claude」向けに、「Photoshop(フォトショップ)」や「Illustrator(イラストレーター)」などの機能を提供してきました。今回、これらに加えてPDF編集ソフト「Acrobat(アクロバット)」のツール群を新たに追加したとしています。この機能は、パソコンやウェブ、スマートフォンのアプリなどで利用できるということです。
利用者はゲストとして体験できるほか、アドビのアカウントでログインすることで、利用上限の引き上げや追加ツールの使用が可能になるとしています。
また、グーグルのAI「Gemini」のすべての利用者向けに、「Photoshop」や画像生成AI「Firefly(ファイアフライ)」などの機能を直接利用できるようにしたということです。これにより、利用者はチャットの画面を切り替えることなく、文章で指示を出すだけで写真の編集やデザインのカスタマイズなどを行うことができるとしています。
利用を始めるには、設定画面からアドビのアプリを連携し、アカウントでログインする必要があります。アドビは、「利用者が希望する内容を文章で説明するだけで、最適なツールと手順が自動的に構成される」としており、AIを通じたクリエイティブ作業の効率化をアピールしています。
