アメリカのソフトウェア大手アドビ(Adobe)は、学生向けに特化した無料のAI学習支援ツール「Acrobat Student Spaces」のベータ版の提供を開始したと発表しました。
このツールは、授業のノートやアップロードした資料をもとに、学習ガイドやマインドマップ、ポッドキャストなど、視覚や聴覚を活用した学習コンテンツをAIが自動で生成するということです。アドビは、学習をより速く、簡単に、そして効果的に進められるよう設計したとしています。
個人での学習向けには、AIによるチューター機能に加えて、集中力を維持するための「フォーカスモード」が搭載されています。一方、グループ学習向けには、クラスメイトを共有スペースに招待し、ノートの共有や質疑応答、プレゼンテーションの共同作成をリアルタイムで行うことができるということです。
アドビによりますと、このプラットフォームはさまざまな学習スタイルに対応できるよう、幅広いツールを備えているとしています。
アドビの教育およびドキュメントクラウド担当バイスプレジデントであるチャーリー・ミラー氏は、ハーバード大学やカリフォルニア大学バークレー校など複数の大学の学生と協力し、数百人のテスト参加者からの意見を取り入れて開発したと説明しています。同社は今後も学生との連携を深め、機能の拡充を進めていく方針です。
グーグル(Google)が提供するAIツール「NotebookLM」などに対抗し、教育分野における自社のAIサービスの普及を推進するねらいがあるとみられます。
