1990年代のMacintosh(マッキントッシュ)コンピューターで広く親しまれたスクリーンセーバー「After Dark(アフターダーク)」について、最新のMac上で動作させるための専用ソフトウェア「Afterglow(アフターグロー)」を、開発者のジェフ・ホルター氏が公開したと発表しました。
「After Dark」は、「空飛ぶトースター(Flying Toasters)」などのユニークなアニメーションで知られ、当時のMacユーザーの間で定番となっていました。これまで、こうした過去のスクリーンセーバーを動作させるには、古いコンピューター本体を用意するか、設定が複雑なOSのエミュレーター(模倣ソフト)を使用する必要があったということです。
今回開発された「Afterglow」は、当時のプログラムを直接読み込んで動作させる専用のエミュレーターです。古いOSの環境を丸ごと構築する必要がないため、より簡単に利用できるとしています。さらに、最新のmacOSのスクリーンセーバー機能にも対応しており、読み込んだ当時のアニメーションを、実際のスクリーンセーバーとして設定できるということです。
開発者のホルター氏は、開発の目的について「ソフトウェアの保存」を掲げています。同氏によれば、当時のスクリーンセーバーは画面の焼き付きを防ぐ実用性だけでなく、芸術作品としても保存する価値があるとしています。既存のエミュレーターではアニメーションの速度が速すぎたり遅すぎたりする問題がありましたが、専用ソフトを開発することで、今後も長く安定して楽しめる環境を提供していく方針です。
なお、「Afterglow」のソフトウェア本体にスクリーンセーバーのデータは含まれていませんが、公式サイトではデータの入手と読み込み手順が案内されているということです。また、ブラウン管モニターの表示を再現する機能や、複数のアニメーションを同時に表示する機能なども搭載されているとしています。
