アマゾンは、AI技術を搭載したデジタルボイスアシスタント「Alexa+」を発表しました。2025年2月に発表され、3月から多くのユーザーに提供が開始されたということです。Alexa+は、AnthropicやAmazon Novaなどのモデルを活用し、ユーザーの質問に応じて最適なモデルを選択することができるとしています。
今回のシリーズでは、Alexa+が家庭内でどのように機能するかを検証することを目的としています。まず、Alexa+の基本機能を試し、スマートホームデバイスとの連携やAI機能についても今後のシリーズで紹介する予定です。
Alexa+は、アマゾンユーザーのアカウントに保存された情報を理解し、スケジュールや好みを把握することができるとされています。また、ディナーの予約やUberの手配、コンサートチケットの購入など、パートナー企業と協力して利用者のためにアクションを取ることができるということです。
まず、Alexa+を新しいEcho Spotでセットアップし、基本的な質問を試しました。過去のデバイスよりも簡単にセットアップができ、QRコードをスキャンするだけでプロセスが始まるということです。アプリは自動的にWi-Fiに接続し、設定が完了しました。
アプリのインターフェースは依然として改善の余地があると感じました。設定画面で音楽サービスを選択する際、Spotifyをデフォルトの音楽サービスとして設定しましたが、オーディオブックサービスを設定するオプションはありませんでした。
Alexa+は、ユーザーのスケジュールを管理する機能も持っていますが、カレンダーに新しい予定を追加する際に、会話が途切れることがありました。しかし、日常の予定を確認する際にはスムーズに機能しました。
また、価格追跡機能を試しましたが、商品がセールになると通知を受け取ることができるということです。しかし、現在の価格を尋ねた際には、回答が得られなかったため、さらなる改善が必要と感じました。
このように、Alexa+はまだ改善の余地があると感じられる部分がありますが、今後の機能拡張に期待が寄せられています。次回は、より高度なAI機能を試す予定です。