アマゾンは、広告付き無料ストリーミングサービス「Freevee」のアプリを8月に終了し、Prime Videoに統合すると発表しました。ユーザーに対するアプリ内通知によれば、FreeveeのコンテンツはPrime Videoで引き続き視聴できるということです。
通知には「Prime VideoがFreeveeのテレビ番組、映画、ライブテレビの新しい独占ホームとなります」と記されており、「Freeveeアプリは2025年8月までアクセス可能です。お好きなFree Originalsや人気映画、番組、ライブテレビをPrime Videoで無料で視聴できます。Prime VideoをダウンロードしてAmazonアカウントでサインインしてください」としています。
この動きは驚くことではなく、アマゾンは2024年11月にサービスを終了し、コンテンツをPrime Videoに統合する方針を確認していました。アマゾンは当時、「Freeveeブランドを段階的に廃止することを決定しました。Prime会員向けのコンテンツに変更はなく、非会員向けにもAmazon MGM Studiosのオリジナル作品を含む幅広い無料ストリーミングコンテンツがPrime Videoで引き続き利用可能です」と声明を出しました。
アマゾンがサービスを終了する決定は、提供するサービスを簡素化し、コンテンツを単一プラットフォームに集約する戦略的な動きであると考えられます。2つの別々のサービスを運営する代わりに、同社はPrime Videoを中心にストリーミングの取り組みを統合しています。
2019年に開始されたFreeveeは、アメリカ、イギリス、ドイツ、オーストリアで利用可能です。当初は「IMDb TV」として知られ、2022年にFreeveeに改名されました。
Freeveeの人気オリジナルシリーズには、エミー賞にノミネートされたリアリティコメディ番組「Jury Duty」、犯罪番組「Bosch: Legacy」、ソープオペラ「Neighbours」などがあります。これらの番組はPrime Videoの「無料で見る」セクションで視聴可能です。
このニュースは、5月にアメリカでの視聴者数において、ストリーミングサービスがケーブルテレビとネットワークテレビを初めて上回ったというニールセンの報告の数週間後に発表されました。報告によれば、無料のストリーミングサービスがストリーミングの全体的な成功の主要な要因であり、Pluto TV、Roku Channel、Tubiが5月のテレビ視聴全体の5.7%を占めたということです。