アマゾンは、2020年末に買収したポッドキャストスタジオ「ワンダリー」を閉鎖するとの報道を否定しました。ブルームバーグが月曜日に、同社がスタジオを閉鎖し110人の職を削減するとの報道を行いましたが、アマゾンはこれを否定し、ワンダリーは新たなチームの下でクリエイター主導のポッドキャストを開発し続けるとテッククランチに伝えました。
アマゾンによれば、ワンダリーのナラティブポッドキャストを担当するチームと、クリエイター主導の番組を開発するチームを分けることになるということです。ワンダリーは、「Dr. Death」や「American Scandal」といったナラティブポッドキャストスタジオをオーディブルと統合する方針です。
「ポッドキャストの状況は近年大きく進化し、特に動画主体のクリエイター主導のコンテンツが台頭してきました」とアマゾンはメール声明で述べています。
「これらの変化はその進化を反映しており、ワンダリーがアマゾンにさらに統合される方法を合理化するものです。これらの変更を行うことにより、クリエイターが複数のチャンネルでコンテンツを収益化するのをより良くサポートし、彼らのブランドIPを拡大し、広告主にとってのプロセスを簡素化し、コンテンツが視聴者によりアクセスしやすくなるようにします。この進化は、動画主体の番組でのワンダリーの初期の成功に基づいており、クリエイター、顧客、広告主により良いサービスを提供することを目指しています。」
業界の著名な人物を確保したにもかかわらず、アマゾンはポッドキャスト業界が動画フォーマットを取り入れる中で、SpotifyやYouTubeといった競合他社に対抗するために戦略を転換しています。
訂正:アマゾンがワンダリーの閉鎖報道を否定したことを反映するために、この記事は更新されました。