アマゾンは、アメリカ国内の1000都市で生鮮食品の即日配送サービスを開始したと発表しました。これは、インスタカートやウォルマートプラスといった競合企業との競争に対応するためです。アマゾンは、年内にこのサービスを2300都市以上に拡大する方針です。
利用者は、野菜や乳製品、肉、魚介類、パン類などの生鮮食品を、日用品や電子製品と共に即日配送で注文できるということです。
アマゾンは、専門的な温度管理された物流ネットワークを活用し、生鮮食品が無事に届けられるようにするとしています。注文は、到着時と配送前に6段階の品質チェックを受けるということです。また、温度に敏感な商品は断熱材入りの袋で配送されます。
プライム会員の場合、25ドル(約3900円)以上の注文で即日配送が無料となります。最低金額に達しない場合でも、2.99ドル(約460円)の料金で即日配送を選択できるとしています。プライム会員でない場合は、注文金額にかかわらず12.99ドル(約2000円)の料金がかかります。
アマゾンは、「フェニックスやオーランド、カンザスシティなどの地域でバナナや牛乳、卵、パンなどの生鮮食品を即日配送サービスに追加した際、顧客はその利便性を受け入れました」とプレスリリースで述べています。「現在、イチゴやハニークリスプアップル、ライム、アボカドが即日配送カートのトップ10商品にランクインしています」としています。
この動きは、アマゾンの実店舗への集客に苦戦していることを背景にしています。
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