アメリカのIT大手アマゾンは、新型の動画配信端末「Fire TV Stick HD」と、インテリア性を重視した新型テレビ「Ember Artline」を発表し、予約の受け付けを開始したと発表しました。
アマゾンによりますと、新型の「Fire TV Stick HD」は、同社のストリーミング端末としてこれまでで最も薄いモデルになるということです。2024年に発売された第1世代のモデルは、従来のエントリーモデル2機種を統合してラインナップを簡素化する方針のもとで展開されていました。
今回の新モデルは、従来機に比べて約30%薄型化されており、持ち運びやすさが向上しています。また、処理速度も約30%高速化され、アプリの起動がよりスムーズになるとしています。通信規格は「Wi-Fi 6」および「Bluetooth 5.3」に対応しています。
さらに、AI(人工知能)を活用した音声アシスタント「Alexa+(アレクサプラス)」を搭載しています。アメリカ、カナダ、イギリスの利用者は、音声操作によって出演者の情報を検索したり、スマート家電を操作したりできるということです。
加えて、画面上の文字やメニューを拡大し、視認性を高める新機能「アダプティブ・ディスプレイ」も数か月以内に導入する方針です。利用者は好みに合わせて表示サイズを調整できるようになります。
新型「Fire TV Stick HD」の価格は34.99ドル(日本円で約5400円)です。現在予約を受け付けており、日本やアメリカ、カナダなどで4月29日に出荷が始まる予定です。
一方、アマゾンは新型テレビ「Ember Artline」の予約受け付けも開始しました。この製品は、韓国サムスン電子の「Frame TV」に対抗する戦略商品として位置づけられており、デザイン性と機能性の両立を目指しています。
最大の特徴は、10種類の色や素材から選べるマグネット式のフレームです。ウォールナットやアッシュなどのフレームを画面の縁に取り付けることで、部屋の雰囲気に合わせて簡単に外観を変えることができます。
また、AIが部屋の環境に合わせて最適なアート作品を提案する機能も搭載されており、2000点以上の無料アートや、利用者の写真を表示できるということです。このテレビにも「Alexa+」が搭載されており、音声でのコンテンツ検索や再生操作が可能です。
さらにアマゾンは今月、アメリカの利用者向けに、複数の「Fire TV」端末間で再生中の番組を移動できる新機能を導入する方針です。当初は自社の動画配信サービス「プライム・ビデオ」で提供し、順次対象を拡大するとしています。
「Ember Artline」は、厚さ1.5インチの薄型設計で、高画質な4K QLEDディスプレイを採用しています。サイズは55インチと65インチの2種類で、価格は899.99ドル(約13万9500円)からとなっています。アメリカとカナダで4月22日に出荷が始まり、その後イギリスやドイツなどでも展開される予定です。
