アマゾンは火曜日の秋のハードウェアイベントで、新型Kindle Scribeと初のカラー版Kindle Scribe Colorsoftを発表しました。これらのデバイスは新しいAI機能を搭載しています。
新型Kindle Scribeは11インチの反射防止ディスプレイを備え、厚さ5.4mm、重量400gです。ページをめくったり書き込んだりする際の速度は40%向上しています。アマゾンは、ペンがスクリーン上を滑る際の摩擦を改善するために新しいテクスチャー成形ガラスを採用したとしています。
このデバイスには新しいクアッドコアチップ、より多くのメモリ、最新のOxideディスプレイ技術が搭載され、スムーズな操作感が得られるということです。
Kindle Scribeにはフロントライト付きとなしの2つのバージョンがあります。フロントライト付きのKindle Scribeは今年後半にアメリカで499.99ドル(約7万8000円)から販売される予定です。フロントライトなしのバージョンは来年初めに429.99ドル(約6万7000円)で販売される予定です。
Kindle Scribe Colorsoftについては、アマゾンが目に優しい色を実現するディスプレイ技術を採用したとしています。新しいレンダリングエンジンにより色彩を強化し、自然な書き心地を保証します。また、Kindle Scribe Colorsoftは数週間のバッテリー寿命を提供するということです。
Kindle Scribe Colorsoftは629.99ドル(約9万8000円)から販売される予定です。
これらのデバイスには新しいホーム体験が搭載され、ユーザーはメモを取ったり、最近開いた本や文書、ノートを開くことができます。アマゾンはこれらのデバイスが手書きのノートに使用されることを期待しており、体験を向上させるための製品統合が行われているとしています。ユーザーはノートを検索し、シンプルなAI要約を得ることができる機能が含まれています。来年には、ノートや文書をAlexa+に送信し、より詳細な会話を行うことができるようになる予定です。
さらに、Colorsoftは新しいシェーダーツールを使用してアーティストが滑らかなグラデーションや微妙なトーンを作成できるようにします。ユーザーは10色のペンカラーや5色のハイライターで書き込み、描画、注釈を行うことができます。
デバイスには新しいAI読書機能も搭載されます。「これまでのストーリー」機能により、現在読んでいる本の進行状況を確認できます。「この本に質問」機能では、テキストの任意の部分をハイライトして、キャラクターの動機やシーンの重要性についてのネタバレなしの回答を得ることができます。
これらの機能は、今年後半にKindle iOSアプリで購入または借りた本で利用可能になり、来年初めにはKindleデバイスで利用可能になる予定です。
