音楽配信サービス大手のAmazon Musicは、ライブイベント情報プラットフォームのBandsintown(バンズインタウン)と提携し、自社のサービス内でコンサート情報の提供を開始したと発表しました。
今回の提携により、ユーザーはAmazon Musicのアプリ内にあるアーティストのプロフィール画面から、ライブ情報を検索できるようになります。また、「チケット購入」のボタンを押すことで、Bandsintownのシステムを通じてチケットを購入できるということです。
情報の連携を開始するためには、初回のみアーティスト側でアカウントを紐付ける手続きが必要となります。さらに、Bandsintownの法人向けサービスを利用しているライブ会場や音楽フェスティバル、イベント主催者の情報も、Amazon Music上に自動的に掲載される方針です。
Amazon Musicの事業開発ディレクターを務めるカロリーナ・ジョイナトシング氏は声明を出し、「ライブ音楽は、ファンとアーティストをつなぐ最も強力な手段の1つです。今回の提携により、音楽の再生や限定ライブ配信の視聴、グッズの購入に加えて、今後のコンサート情報の発見までを1つの場所で提供できるようになります」としています。
会社側によりますと、この新機能は順次導入が進められており、今春にはスマートフォン向けのiOSおよびAndroidアプリの両方で、すべてのユーザーが利用できるようになるということです。
Bandsintownによりますと、同社のプラットフォームには現在、70万組以上のアーティストが登録しているほか、1億人以上のユーザーがアカウントを開設しているということです。両社は2023年にも、アーティストのグッズ販売の分野で提携していました。
音楽配信サービスにおけるコンサート情報の提供をめぐっては、競合するSpotifyが数年前から機能の拡充を進めているほか、Apple Musicも今年3月にBandsintownなどと提携して同様のサービスを始めています。また、Soundcloudも昨年、チケット販売大手と提携してライブ情報を掲載できるようにしており、各社によるユーザー囲い込みに向けたサービス拡充の動きが活発になっています。
